5/9 甲子温泉・大黒屋に「赤滝へ行けますかね?」と試しに電話。

「滝があるの、知ってるんですか?」

「ネットにも出てますし」

「道は不明瞭なので、地元の人に聞いてあげるよ」

ということに。

 

その後「沢登りのレベルは上級ですか?」と聞かれるが、上級者でないことは確かだが、初心者でも中級者でもないし、そもそも何で判断するのだろか?

「北中さんっていう、滝の写真家がいて、この人の案内もした人だから」

「!!!、北中さんの写真集見て、滝巡りしてるんです」

「願ったり叶ったりだね」

「鈴木さんという方が、案内役なので、直接電話するよう伝えるよ」ということに。

 

 

鈴木さんから入電。

「赤滝に、登りたいんだって!?」

「???、???」

「沢ヤの相当なレベルの人でないと、無理だよ」

「登るなんて言ってないですよ。滝見て写真撮れれば」

「な~んだ、じゃあ、スケジュール調整しよう」

で、5/30 6時鈴木家待ち合わせということに。

 

白河 SA 2時間ほど仮眠。

430分ごろインター降りて、セブンイレブンでおにぎり食べていたら、電話が。

「どの辺?今起きたから」

「もう15分ぐらいの距離です」

「もう来てもらっていいよ」

鈴木家に到着して、コーヒーいただきながら、小1時間ほど会話。

予定どおり、6時入山。

 

鈴木さん

プロの山岳ガイドではないらしいが、アマチュアとして「なるほど ザ・ワールド」の後の番組で益田アナのガイド役としていろいろ行っているうちに、NHK BS でもガイドをしていたらしい。3.11 の後、阿武隈の放射能調査なんでしょうか、魚を採取して検体する漁協の組合の人のようだ。

ただし調査といっても、いつでも入って OK ではないらしく、5月はすでに調査を済ませてしまっているので、あくまでも滝案内として山に入るということにしてくれたようだ。

 

 

スタート直後、ずいぶん楽だな。

しかしすぐに岩場。

結構歩きづらい。

休憩を挟みながら(話好きなので、たっぷり1時間ほど喋ってしまった)、阿武隈川一跨ぎなどを経て、雌滝へ到着。

雌滝・雄滝までは、滝案内はするらしく、小学校高学年の遠足レベルだとのこと。

しかし渡渉もあるし、ヘツリのところは神経使うし、・・・だったのだが。

雄滝は、かなりの高巻きになると情報があったし、目的はあくまでも赤滝なので、遠望で済ませる。

 

天狗滝も、もっと近づけたのだが、とにかく肉体的よりも精神的なスタミナ温存と思い、木が邪魔だったのだが、こちらも遠望で。

 

この後は、きつくなるから。

「カラビナもってないよね」で、お借りして装着。

まずは急登。結構しんどい。

で、ロープはあるが、かなり足場も悪いようで、登れなくはないが、かなりの斜面のところでカラビナにロープを通して、鈴木さんに引き上げていただく(道具があると、こんなに変わるのか!)。

その後、ロープが落ちていたので、この後どんな状況かわからないので、持っていくことに。

川の中を歩いてしまった方が安全だが、結構深いところもあって、拾ったロープを利用しながら先へ進む。

 

10時ごろでしょうか、右に霧降、左奥に赤滝の地点へ。

鈴木さんは、魚と格闘するので、ゆっくり楽しんできてということになり、赤滝へ。

 

確かにこのゴツゴツした感じといい、水量と水の流れといい、素晴らしい景色。

言葉はいらないな。

たっぷり1時間ぐらい、鑑賞。

 

続いて霧降滝へ。

もっと大きいのかと思っていたが、それほどの落差はない。

ただし水量が凄く、飛沫が。

 

 

昼飯を食べ、帰路へ。

う~ん、かなりしんどい(神経使いまくり)。

鈴木さんにアドバイスいただきながら、手の確保、足の確保、ロープも補助的に必ず片手で、ひたすら続く。

カラビナつけて登ったところも、下りは・・・

1人で来ていたら、帰りここ降りられたんだろうか?

その後も、後ろ向きで安全を確保しながら、下へ下へと歩を進める。

 

往きに、タモギダケを見つけたところで、最後の休憩。

鈴木さんは、どっさり採取。

 

15時無事生還。

 

 

地下足袋の沢シューズは無理だろう。

スパイク長靴という感じでもない?

登山靴で何とかなるだろうと思って行ったのだが、失敗だった。

紐を止める金具が壊れ、帰りはさらにひどいことに。

 

それはともかく、雌滝だけでも1人で行けたのだろうか?

たぶん、引き返したんだろうな。

仮に行けたとしても、赤滝は到底無理だった。

仮に行けたとしても、どうやって帰って来れたのだろうか?

 

 

私のペースに合わせていただいて、9時間だったので、身体はしんどい。

でもそれ以上に、精神的にこれだけ疲労するとは。

道具の必要性も実感したのだが、1人じゃ使いこなせないだろうし。

 

 

まあそんな道中だったし、水量もばっちりだし、何よりもあの景観。

3本指に入る滝だ。

 

帰りに阿武隈川一跨ぎの写真を撮るつもりが、ヘトヘトでカメラを取り出す気にもならず・・・

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