9/14-16 は、台風の影響で中止に。
もう今年は無理かと思ったが、10/20 なら行けそうと思い、改めて計画に。

10/18 21時過ぎ出発。
しかし10/12-14 の台風の影響で、中央道が通行止め。
皆、東名に流れてくるのか?
案の定、東名も渋滞。右ルート・左ルートに分かれるところの左ルートが通行止め。
結局1時間で行けるところが、3時間近くかかってしまい、明日は日の出からの滝見は無理か?

結局9時近くにようやく愛媛入り。
お手軽滝の銚子の滝と魔戸の滝は、道路が崩壊していては入れないらしい。
さらに本降りではないが、30分歩いて遠望しかできない敬天の滝と、増水すると渡渉が厳しくなる薬研の滝はパス。
まあもろもろ明日の御来光のために備える。

10/20 午前2時に目が覚める。
まあ適当に時間つぶしながら、ゆっくり行くか。

しかしカーナビに石鎚山スカイラインが入らない。
前のカーナビには入ったのに・・・
仕方なく、グーグルマップに入れ向かったのだが・・・

・・・、・・・こんな細いカーブが続く道じゃなかったよな。
まあでも携帯のナビどおりに走っているようだし・・・
!!!未舗装
まあ何とかなるか?
・・・通行止め
しかもUターンどこでする???
運転席側は、ごつごつした岩が。助手席側は高さこそないが、川が流れていてガードレールはない。
しかも真っ暗だし。
時間をかけて脱出。午前4時過ぎ。
待ち合わせの7時まで、まだ3時間あるとはいえ、さてどうしたものか。

とりあえず石鎚山駅へ向かう。
じゃらんのページに御来光の滝までのルートが出たので、もうそれにかけるしかないか・・・
やっぱりまったく記憶にない道だ。
交番発見。しかし駐在さんのいない交番。
電話で聞いてみる。
今どちらですか?と聞かれても、それもわからないのだが。
久万高原の方の交番で聞いてくれと言われ、解決には至らず。
まあでも標識は久万と出てくるので、そのまま進むことに。
6時近くなって、夜も明け明るくなってきたところで二股。
石鎚山と出た。
これで大丈夫だろう・・・
前の白のフィットも同じ方面か。
というより30キロ出るか出ないかのノロノロ運転。
何度も先に行かせろと合図をするが、まったくお構いなしなのか気づかないのか。
イライラしながら走っていると、民家の横におじさんが。
スカイラインはこっちで合ってますか?
このまま走って、よさこい峠へ向かえば出るよと言われ、一安心。
一気に加速し、思いっきり先に行かせての合図でようやく横によけてくれた。
しかも所沢ナンバーだった。

くねくねした峠道をかなりのスピードで走る。
だんだん7時が近づいてきて焦る。
ようやく神社が出てきて、たくさんの車が停まっている。
でもここ待ち合わせ場所じゃないよな。
停まっている人に聞くと、ここにいるのは登山組。
スカイライン、滝を見るなら左へ行きな、と言われ再び発信。
10分弱か?あれ、御来光の滝の遠望場所の駐車場に着いてしまった。
7時5分。
ようやくここで携帯の電波が通じる。
待ち合わせ場所は、もっと下のスカイライン入口だ。
電話して、上がってきてしまっていますと伝えなきゃ、と思ったところへガイド役の富川さんから電話が。
7時にならないと開かないスカイライン入口なので、そこで待ち合わせ。
そこから30分ほど走って、この駐車場に着くはずが、先に着いてしまったことを告げ、富川さんを待つことに。
すると1台のレンタカーが。
2人組のうちのお1人が私の恰好を見るなり、靴は登山靴で大丈夫ですか?と質問が。
いや登山靴はきついんじゃ?私は沢靴です。
フェルト?いやアクアタイプです。
そうか・・・
もう1人の人が、出発と言って、先行していった。

で7時30分富川さんとご対面。
まあ安堵よりも、あんなに早く出て余裕と思っていたのに、こんなことになり神経消耗。
富川さんにお詫びし、8時出発。

富川さんはプロのガイドだが、根は滝ヤ。
なので、途中の花とか景色とか、話ができませんとのことだが、滝以外興味ありませんと告げ、win-win か。

しかしまあ富川さんのザック20リットル?

しかも余裕あり?

私は使わないとわかっていたが、迷惑かけないために、念のためハーネス・8環カラビナなども入れたので、久しぶりに40リットルのザックが重い。

 

富川さんは西表を中心にガイドしていて、今は愛媛にいるらしい。
滝ヤなので、当然滝だけの会話。
さらに森本・林・佐竹さんはじめ、えだブログや滝色さんのブログなど、私が目に通しているところを、よく読んでいるらしく話が尽きない。

で、例のカーブミラーのガードレールを跨ぎ、いよいよスタート。
想定内の急降下。
気を紛らわすわけではないが、ずいぶん私の方からあれこれ喋ってしまった。
それが原因か?息が切れ始める。
1人だったら、ここで諦めか?心が折れるなんてもんじゃない急降下。
残り 1/3 ぐらいだろうか?身体のあちこちが痛い。
林さんですら、急降下終わって渡渉地点に辿り着いたときに、膝が笑ってるぐらいだから、私に痛みが出ても。
久しぶりに40リットルのザックいっぱいの荷物。
首が痛い、足は当然、丹沢でのシャワークライミングの講習のとき腹筋が痛くなったのに次いで、2度目の腹筋痛。
それでも何とか渡渉地点に到着すると、水も綺麗だし休憩にしましょうと言ってくれて安堵。
そして渡渉。ああ気持ちが良い。復活~。
渡渉が終わると登りに。
えっ、こんなの誰も書いてないよ。
まあ最初の急降下がインパクト有るので、ここは書いてないのか?
しかし私には、相当きつい。息が切れる。
それでも何とか突破し、最初の滝の七釜に到着。
まだ半分は来てませんだって。辛い。
犬吠えの滝、魚止めの滝のどっちだっけ?
滝壺まで降りることができますよ、と言われたが、ここでさらに体力消耗するわけにもいかず、あっさり却下させていただく。
その後も登っては下り、渡渉を繰り返す。
ちょっと危ないところですと言っていただいたところは、ロープが張ってあるのでいくぶん気は楽に。

で、ようやく御来光が見えてきた。
身体が蘇る。
しかし最後の最後で、岩が出っ張っていて、ザックが引っ掛かり前に進めない。
ここはザックを富川さんに預け、空身で這い上がる。
ここから岩場。
もうこのまま私が持ってあがりますと言っていただき、甘えて空身のまま上がらせていただく。
そして、遂にご対面。
3時間20分だそうだ。

先行していたお2人も到着して撮影中。
それもあったが、すぐにカメラを出す気力が・・・
普段しんどい行程だと、疲れて食事が喉を通らない、というか腹が減らないのだが、今回はそれを通り越しているのと、ガイドさんがいる安心感か?腹が減った。
息を整えると同時に、まず食事(初めてだな)。
しかし、それほど食は進まない。

ということで私も撮影に。

滝に関しては、言葉は要らない。

先行していた2人と会話。
どちらからです?
東京です。
私は、
埼玉の方ですよね。車ですよね!?終わったら真っ直ぐ埼玉???!!!
我々はこの後、最終の飛行機で帰ります(私はここを終わって空港に向かう方が、時間が気になって、逆にスゲーと思ってしまうのだが)。
とのことだった。
また私同様、ブログはやっておらず、他の方のブログは当然見ているところは同じだった。

1時間強か、まだ余裕ありますよとのことだったが、戻りの、しかも皆さんが書いている、あの最後の急登を考えると、不安とまでは言わないが、迷惑かけたくない思いもあり、戻ることに。

で、最初の岩場は、自分のトレーニングも兼ねていますからということで、また私のザックを持っていただくことに。
ああ、こんなに楽になるのか。
富川さん(相当ゆっくり歩いてくれているのだろうが)に、大きく後れを取らずについていける。

ロープが張ってあるところを通り過ぎ、渡渉地点で、さすがにこの後、前が見えずらいということでザックは再び私に。
それでもカメラは私の方に入れましょうと言っていただき、いくぶん軽くなるザック。

ザックを持っていただいたことによって、身体の調子が戻ったとまでは言わないが、富川さんについていける状態に。

で、最後の急登。
ここから300メートル上がります。
下ってきたのだから、大体の距離はわかるものの、4回は休憩を入れますとのこと。
ガイドでも結構ヘロヘロになる者もいますからとのこと。
ストックを持っていくと邪魔かなと思い、持たずに行ったのだが、やっぱりあったほうが良かったかなと思っていると、富川さんが、ストック落ちていましたと拾い物。
ガイドさんって落し物、よく見つけますよねと伝えると、足元はあまり見ず、全体を見ているからでしょうねとのことだった。
もう私は足元しか見えないのに。
しかしこの1本のストックが有るのと無いのとでは、かくだんに違いが。

まず100メートル上がって休憩。
50メートル上がって休憩。
また50メートル上がって休憩(この50メートルが一番しんどかった)。
で最後の休憩を取り、登り始めると、バイクの音が。
ああ、出発地点まで登ってきたのか。
でも足が前へ出ない。
何とか登り切り、ガードレールを跨ぐ。
ああ、終わった。


富川さん30代後半。
先の説明どおり、根は滝ヤ。
余計な言葉はかけず、でも気にかけていただきながらの道中であった。
いやー最初でバテてるかな。
会話も途中で辛かったようだから、私からも話を振るのをやめました。
ガイドであれば当然だろうが、まあすっかりお見通し。
実家は千葉だそうで、関東に戻ってきたときは、ガイドではなくプライベートでどこかに行きましょうと約束し、お別れすることに。

はじめから1人では行けない、仲間もとっくに見てしまっているし、御来光は無理かなと思っていたが、グッドリバーという会社が御来光の滝ツアーをやっていることを見つけ、念願の直下だった。
残すは中の滝の直下か。
これさえ行けば、多少100選終わりましたと言えるのか?

書き忘れていることもあるのだろうが、思い出せないのでここまでに。