有料駐車場で、車を停める。
庵座の滝に行く人は少ないのか?
そこを登ると、2本の木の間を通って、ピンクのリボンに従って進めば、滝壺まで行けるから。
いや、前もって調べてるし、わかってるからと思い・・・
順調、順調。
しかしこれもわかっていたが、岩場の渡渉は、予想より辛い(大変なわけではないのだが)。
でピンクのリボン3本が目に入る。
ネットにも、これに沿って、北へ北へ登れば迷うことはないとのことだったが、ない・・・!
右側には、これ?
前川渡は、7分だけど、この斜面1時間は無理でしょう・・・
でもここしかないよな?
とりあえず登ってみるが、やっぱり無理?
やや左斜めの方へ方向を変えるが、やっぱり無理。
わからない。
とりあえず、携帯の電波が受信できる、渡渉前のところまで戻る。
でも合ってるよな。
でもわからない。
戻って、もう一度確認して再出発?明日に変える?
ここで、しばし歩を止め、冷静になろうと・・・
とりあえず改めて渡渉。
なんだ、こっちかよ!
あっさりわかる。
っていうか最初になんで気づかない!
岩場のゴツゴツしたころはあるが、息もきれずに順調に。
人1人が通るには細い斜面。
当然のようにロープが。
念のためロープに捕まってだが、余裕で歩を進めたが、ロープが伸び切り、身体は完全に外側へ。
谷底ではないものの、これ落ちたら痛いよな。
何とか身体が落ちないよう、慎重にコースへ戻る。
見えてきました滝が。
しかし???
滝壺にどうやって降りる?
これは降りられないよな、と思うようなところばかり。
とりあえず目印のリボンどおりに進むが、またしても岩場の急な登り。
ここまで来て、またこんなところ登るのか?
で行ってみるが、やはりしんどい。
それよりも、下(滝壺)へ向かうはずが、なぜ登る?
引き返そう。
とそのとき、脚を滑らせる。
岩場に身体を打ち付けるのは勘弁と思い、必死に踏ん張る。
滑らずに済んだが、右の腰が、ピリッと、電気が走る。
痛い。
ここまで来て引き返す?
何とか滝壺に降りるところを探さなくては・・・
・・・これ?
さっきのロープのところ。
よく見ると、下に降りることができるよう、別のロープが垂れ下がっている。
最初から最後まで、気づかずじまいの道中だ。
でも降りるのは良いけど、この腰の状態で、ここを登って戻れるのか?
とも思うが、ここまで来たら!
目に入った瞬間、拍手!
期待どおりの、予想どおりの、滝。
しかも私一人!
3.11 の震災以来、行きたいけど行けない滝が多い中、この滝だけは青空のもとで何としてでも見たい滝だっただけに満足!
駐車場まで戻ってくると、滝は見れたか?滝壺まで行けたか、まあ、おっちゃん、うるさいこと。