ナビに住所を入れて到着したが、わからない。

 

Uターンすると地元のお婆さんが歩いていたので確認すると、知らないとのこと。

 

もう少し車を進め、饅頭屋で確認すると、橋渡ってすぐ左に行けばわかるとのことで、そのとおりに進んでみる。

 

すぐに「老松温泉駐車場」の立札が目に入った。

 

BMW が1台、やはり1人占めは・・・

 

車を停めて先に進むが、・・・、・・・?

 

どこだ?

 

違う?

 

いや軽があそこにあるから・・・

 

なんだあった。

 

しかし親父さんがいない。

 

何度も声をかけるが出てこない。どうする?

 

と思いきや、いらっしゃいとヌーッと現れた。

 

「男湯は誰もいないから、ゆっくり入っておいで」

 

しかし熱い。

 

雲海閣を出て10分も経ってないし・・・

 

できれば18時には家に帰りたいし・・・

 

写真を撮ってお茶を濁した感じで、礼を言って帰ろうとすると「もう出て来たのかよ!」「金、返さんぞ」

 

いえいえいろいろ事情があって、今日はこれで帰ります。

 

「どっから来た?」

 

「埼玉です、親父の実家は大田原ですけど」

 

「大田原か」「大田原の人間なら、まずほとんどの奴は、うちの風呂に入ってるぞ」

 

ほんまかいな。