この滝を案内してくれる人は、いないものか?
そんな中、ツアーを発見して参加。
20名を超える人数に、またいつものパターンに・・・
歩き始めは平坦。温見平まではお散歩。
しかし登山道に入ると勾配がきつくなる。
通称「ばばまくれ」(ここでお婆さんが転落(まくれた)死したところから命名)を過ぎると、いよいよ雪渓に出る。
斜度はかなり緩やかだが、よく滑る。
クレバスか、かなりの切れ目も。
やや斜度がきつくなりはじめるところで、下段 or 前衛滝。
ここで高巻きのためガイドさんはロープを設置。
その時間を利用して、一行は出会いまで足を伸ばす。
途中、赤滝も。
この出会いから先は、山ヤの領域になるが、斜度は相当きつくなり45度ほど。
登ってると目の前が雪。
慣れていない人が登ると、時間切れで途中でビバーク or 諦めて撤退らしい。
この出会いのところまでも、慣れていない人にとっては、結構しんどい。
戻って高巻き開始。
ロープが張られているとはいえ、勾配がきついのと、昨日からの雨で滑るので体力消耗
登り切って、今度は下降。こちらもきつい。
高巻きが終わると、再び雪渓へ。
ただしここからは、もう残り僅かとのこと。
歩き始めると、水の音が飛び込んでくる。
そして上段が現れる。
手前をベースキャンプとしましょうということで、荷物を置き、写真を撮る人・食事をする人それぞれの時間を。
ここからでは全体が見えない。
左側の斜面に再びロープが張られ、簡単に全体が見える場所に行けるようになる。
最初は結構な人が登って行ったので、混んでしまうので、ある程度の人が降りたら登ることに。
すると2人が、ずーっとそこに張り付いていて、降りてこない。
皆驚きの声。
するとガイドが「あの2人、滝マニアだから」。
・・・、滝ヤがいたのか!!!
私も登って満足して降りようとすると、2人のうち1人は女性だった。
ツアーの場合というか、これだけの人数になると、滝での時間が不足して不満な状態で帰ることが続いていたので、今回の場合は1時間強滝前だったので満足。
さあ戻ろう。でもまたあの高巻きか・・・
と思っていたところで、滝マニアのうちの女性が私の後ろに。
高巻き中に、このツアーで知り合ったのだろう他の女性が「阿部ちゃん」と呼ぶ声が。
おいおいおい、阿部ちゃんだったのかよ。
滝へ行くとき、こっちは眼鏡を外すようにしてるし、向こうはマスク。
高巻き終わったところで「阿部ちゃんだのかよ」と言ったら「絶対竹内さん気づいてないと思ってたから」だって。
まあこの人とは4回目。
でも阿部ちゃんに限らず、滝ヤは誰かと仲良くなることより、ひたすら自分のための「滝」なので、どうでも良いのだが。
もう1人の男性は、何度かブログを見てた人だった。
最後の歩きは、ほぼこの人と滝談義。
梅花皮大滝は、まあ雪渓を歩かなければならないし、飯豊の山は時間がかかるし、1人では行けない滝、世界100名瀑の滝ということでイメージが膨らみ、どれだけの滝なのかと思っていたが、滝自体には感動は少ないのが正直なところか。
それよりも雪渓を歩くのと、あの高巻きと、道中は楽しめたか。