私好みのお湯の色なので、こちらへ。
車を停めると、すぐに親父が出てきて、まずは車両荒らしが出没しているので、ご丁寧な説明。
とにかくちょっとでも荷物があると、ねこそぎ持って行かれてしまうらしい。
続いて、風呂の説明。
露天には、裸のまま、一度外へ出なければならないらしい。
さあ、では、と思いきや、横の源泉のところに連れて行かれる。
ここへ立てと、源泉脇に立たされる。
顔を近づけろ、と言われ、顔を近づける。
さらに、この部分に近づけろ、と言われ、顔を持っていくと、ツーんと鼻を刺す臭い。
そして、手をお湯の中に突っ込めと。
源泉だし・・・
大丈夫だからと言われ、手を突っ込むと、まあなんと、まろやかな湯。
ここまで何分かかったのか?
ようやく風呂へ。
確かに良い。
風呂から出て、車へ戻ろうとすると、もう出てきたのか、から始まり、どこから来た、職業はなんだ?、今日はどこへ泊るのか?
まあ質問が多いこと、多いこと。
奥山田温泉ですと言うと、ああ下山田か。
???奥山田ですが・・・
俺らから見ると、こっちが上山田なので、向こうは下山田なんだそうで。
さらに一陽館の歴史など・・・
風呂に入っているより、親父の講釈の方が遥かに長い。
ここへ来たとき、食事するところはないか尋ねていたのだが、帰るときに、日暮し庵で、とろろそばを食べていけ。
地図から、電話番号から・・・
日暮し庵へ、向かいますか・・・
もう一度、来ようかな?
何度も来てるので、説明は不要ですと。