日テレの「青空レストラン」で紹介された坊勢ガニ。
これは絶対に食べないと。
電話をすると、11.12月じゃ早い。
2月がベストと言われ、3連休の初日に予約。
実際に行く日の前々週か?
宇梶剛士が坊勢島を散歩する番組が(こちらは「食」の乱菊すしへ)。
坊勢島の奈座港から、この家島のの網手(あぜ)港に渡り、約30分歩いて電動自動車で軽く島内を散策。
そして、志みずへ。
温泉ではないので、風呂は省略。
で、お待ちかねの夕食へ。
言うことなしだなあ。
美味い。
漬物は、あご出汁で炊いているらしい。
乱菊で食べたサバとは、また違った食感。
炙り加減も見事だ。
・・・、・・・
写真がない!
獲り忘れか?
この後メインのカニの前に、メバルの煮魚。
ご主人曰く「生きた魚をそのまま調理すると見栄えが悪くなります」
「なぜななら実も骨も皮も、すべての部位は独立して違う働きをしているから」
「一方死んだ魚は、それらが一つの塊になるので、きれいに仕上がります」
「うちの煮つけは、水と醤油と酒だけ」「砂糖とみりんを使いません」
「さらに肝は苦くないどころではなく、甘いですから、ぜひ頭から全部食べてください」
仕上がりの見た目はさておき、・・・!
確かに苦みが全くない。
これなら子供でも食べらるな、と思いきや「この島の人間は、これで育ってますので」
さらに、うちの息子(高校生らしい「外で魚食べないんですわ」「お父さん、魚の味がしない」だって。
そりゃあ、これだけこだわってる父親の息子なら仕方あるまい。
中学生の娘は、回転ずしは絶対不可だそうだ。
坊勢ガニは、渡り蟹なので、毛ガニやタラバが好きな人は、そこまで美味しいとは思わないか?
それよりも何といっても、この卵。
カニの卵かけご飯!
これは最高だった。
ちなみにこれは例の息子が「お父さん、この卵をご飯にかけて、卵かけご飯にしよう」と言ったらしい。
明日の朝は、いわゆる卵かけご飯を出します。
この卵、箸で真っ二つに割れます。
持っても崩れません。
とのことだったが、そうはならなかったが、1・2を争う美味い卵だった。
ちなみに雲見とまでは言わないが、ひじきが天然で満足いく物だった。
このご主人、一日中料理。
休みの日は、東京で講演だそうだ。
最近では、今をどう生きるか、なんてテーマでの依頼があるらしい。
昼のランチはブイヤベース(7時間かけて煮込むとのこと)やパスタ。
そして何といっても名物はアナゴらしい。
カニは3時間かけて旨味をとじ込めるとのこと。
以前はもっと長かったらしいが。
肉汁をこぼすのが嫌いで、全部とじ込めるようだ。
テレビではかなりハイテンションだったが、どうせ一般人にはそこまでしないと思っていたが、まったく変わらず。
こちらも滋賀の穏座と新潟の雪家を伝えたら、しっかりメモしてた。
寿司なら「いっしん」に行けとのことだった。
とにかく自分が良いと思うもの。納得したものだけを提供することに一切の妥協なし。
携帯の写真があった。
これが、メバル。
カニ?サバ?このメバルは、もう一回食べたいものだ。